2024年11月3日、3連休中日の日曜日、美味しいお魚が食べたくなり、兵庫県神戸市にある垂水漁港食堂を訪ねてきました。
垂水漁港食堂:絶景と新鮮な海の幸を楽しむ神戸・垂水の人気店
垂水漁港食堂は、神戸市垂水区の垂水漁港「水産会館」の2Fにある食堂で、新鮮な海の幸を手頃な価格で楽しめる地元でも人気の食堂です。お店はJR垂水駅から徒歩約5分の場所にあり、アクセスも良好です。
店内は瀬戸内海を望む全面ガラス張りの窓が特徴で、明石海峡大橋や淡路島を眺めながら食事を楽しむことができます。
名物料理として、地元で水揚げされたシラスをたっぷり使用した「釜揚げシラス丼」が人気です。また、新鮮な刺身や「神戸元気サーモン」のフライなど、多彩な海鮮料理が提供されています。
営業時間は曜日によって異なり、月・水・木は9:00~14:30(ラストオーダー14:00)、金・土・日は9:00~15:30(ラストオーダー15:00)です。火曜日は定休日となっています。ただし、売り切れ次第終了となっていますので、休日は早めの来店がおすすめです。
注:営業時間は季節や天候によって変動するため、垂水漁港食堂のInstagramで確認してくださいとのことです。
垂水漁港食堂の人気メニュー4選:新鮮な海の幸を堪能するおすすめ料理
垂水漁港食堂は、新鮮な海の幸を活かした料理で知られています。その中でも特に人気のメニューを紹介します。
とれたて釜揚げシラス丼
早朝に水揚げされた新鮮なシラスをその場で釜揚げし、たっぷりとご飯にのせた一品です。シラスのふわふわとした食感と自然な甘みが特徴で、ポン酢や出汁醤油をかけて味わうのがおすすめです。
垂水漁港定食
ミニシラス丼、新鮮なお刺身、神戸元気サーモンのフライがセットになった定食です。一度にさまざまな海の幸を楽しめると評判で、ボリュームも満点です。
日替わり海鮮丼
その日の新鮮な魚介を使用した海鮮丼で、内容は日替わりです。例えば、鯛、ぶり、生かつお、サワラ、シラスなどが盛り付けられ、価格もリーズナブルです。
神戸元気サーモンのフライ
須磨の海で養殖された「神戸元気サーモン」を使用したフライです。適度な脂のりと身の締まりが特徴で、タルタルソースとの相性も抜群です。
これらのメニューは、垂水漁港食堂ならではの新鮮な海の幸を存分に味わえるおすすめの料理です。
垂水漁港食堂の行列必至グルメ体験記:新鮮なお刺身定食と名物シラス丼を堪能!
この日は3連休の中日ということもあり、何と2時間待ち。12時30分にお店に到着して席に案内されたのは、14時30分でした。
私たちが並んでいる間、14時過ぎには魚がなくなったとのことで閉店の案内があり、それ以降に来られた方は、残念ながらお店に入ることができませんでした。
こちらは「日替わりお刺身定食」です。7種盛を頼んだのですが、売り切れとのことでの5種盛りを注文しました。定食のライスはシラス丼に変更できるとのことで、ミニシラス丼と並シラス丼が選べましたので、並シラス丼を頼みました。
お刺身は、鯛・ブリ・サーモン・アジ・サワラの盛り合わせです。どれも脂が乗っていて新鮮で、歯ごたえも良く美味しくいただけました。
見た目ボリューム感があり、食べられるかなあ?と思いましたが、ふわふわのシラス丼の食感が軽く、ペロリと食べることができました。
お値段は、日替わりお刺身定食が1400円、並シラス丼に変更300円、合計1700円(税込み)です。
こちらは相方が頼んだ「垂水漁港定食」です。お刺身の3種盛と神戸サーモンのフライ、シラス丼がセットになっています。
お刺身は、鯛・ブリ・サーモンの盛り合わせです。神戸サーモンのフライも揚げたてサクサクで、癖がなく美味しかったそうです。
少し小ぶりのシラス丼がセットになっていますが、食べ終えるとお腹いっぱいとのことで、女性には十分なボリュームがあったようです。
垂水漁港の魅力を探る:瀬戸内海の恵みと地域に根付く食文化
垂水漁港は神戸市垂水区にあり、瀬戸内海の豊かな海産物を提供する漁港です。地元の特産物や文化には、次のようなものがあります。
イカナゴの釘煮
春先に水揚げされるイカナゴを醤油や砂糖で煮詰めた「釘煮」は、神戸市西部から播磨地域にかけて春の風物詩として親しまれています。垂水漁港でも新鮮なイカナゴが水揚げされ、地元の家庭や店舗で釘煮が作られています。(イカナゴの釘煮はそれぞれの家庭の味があります。)
須磨海苔
垂水漁港周辺では、海苔の養殖も盛んに行われています。特に「須磨海苔」は品質が高く、全国的にも知られています。新鮮な海苔は風味豊かで、地元の食卓に欠かせない存在です。
ちりめんじゃこ
瀬戸内海で獲れる小魚を乾燥させた「ちりめんじゃこ」は、垂水の特産品の一つです。ご飯のお供や料理のトッピングとして広く利用されています。
釜揚げシラスとちりめんじゃこの違い
釜揚げシラスとちりめんじゃこは、どちらもイワシなどの稚魚を使った加工品ですが、加工方法と仕上がりに違いがあります。
釜揚げシラス
- 加工方法: 釜揚げシラスは、イワシなどの稚魚を塩水で軽く茹でたものです。水分が多く、ふんわり柔らかな食感が特徴です。
- 味: 茹でることで魚本来の旨味が引き立ち、塩気が控えめな優しい味わいです。
- 食べ方: そのままご飯にのせたり、ポン酢やおろしと一緒にいただくことが多いです。
ちりめんじゃこ
- 加工方法: ちりめんじゃこは、釜揚げシラスをさらに天日干しなどで乾燥させて、水分を飛ばしたものです。そのため、釜揚げシラスよりも長期保存が可能で、歯ごたえがあり、しっかりとした食感が特徴です。
- 味: 乾燥させることで旨味が凝縮され、噛むほどに深い味わいが楽しめます。
- 食べ方: 炊き込みご飯や和え物、炒め物など、さまざまな料理に使われます。保存がきくため、少量ずつ料理に加えやすいのも利点です。
漁業デーと土曜市
垂水漁港では、毎月第1・第3水曜日に「漁業デー」、毎週土曜日に「土曜市」が開催され、新鮮な魚介類や地元の農産物が販売されます。これらのイベントは地域の人々との交流の場となり、地元文化の一端を感じることができます。
垂水漁港は、これらの特産物や文化を通じて、地域の食文化や伝統を守り続けています。
利用情報とアクセス
営業時間
月・水・木:9:00~14:30(ラストオーダー14:00)
金・土・日:9:00~15:30(ラストオーダー15:00)
火曜定休日
売り切れ次第終了となっていますので、休日は早めの来店がおすすめです。
注:営業時間は季節や天候によって変動するため、垂水漁港食堂のInstagramで確認してください。
垂水漁港食堂へのアクセス
垂水漁港食堂は、JR垂水駅、山陽垂水駅から徒歩約5分のところにあります。
瀬戸内海と六甲山に挟まれた神戸市特有の地形で、国道2号線を過ぎるとすぐ目の前に海が広がります。
海岸では休日に釣りを楽しむ人の姿も多く、のんびりとした地元の人たちの憩いの場になっています。
お勧め書籍「大阪 京都 神戸から行く漁港食堂」
今回の垂水漁港食堂を訪れるきっかけになった書籍です。
放浪釣り師として知られるうぬまいちろう氏が著した、『大阪 京都 神戸から行く漁港食堂』は、関西エリアの漁港食堂を紹介するガイドブックです。
本書では、太平洋、瀬戸内海、日本海に面した漁港を中心に、地元でしか味わえない新鮮な海の幸を提供する食堂を取り上げています。
各食堂の特色やおすすめメニュー、アクセス情報などが詳しく紹介されており、関西から半日程度で訪れることができるスポットが多く掲載されています。
また、著者自身が描いたイラストも多数収録されており、視覚的にも楽しめる内容となっています。関西圏で美味しい海鮮料理を求める方や、漁港の雰囲気を味わいたい方にとって、貴重な情報源となる一冊です。
是非、手に取って、皆さんの気になる漁港食堂を訪ねてみてください。そうすればきっと、普段生活しているすぐ近くの町に、こんなに美味しい漁港食堂があったのかと驚かれることと思います。