鉄道でめぐる立山ハイキング 新大阪から室堂平への旅

久しぶりの北アルプス、新大阪駅午前6時34分発のサンダーバード1号で金沢へ向かいます。金沢駅へは9時13分に到着します。

金沢駅からは9時21分発の北陸新幹線はくたか(E7系)で富山駅へ。

楽しみにしていたE7系ですが乗車時間はわずか23分です。 北陸新幹線は2023年春に金沢~敦賀間が開通し、将来的には新大阪駅に接続します。

9時44分、富山駅 へ 到着。JR富山駅に隣接した富山地方鉄道の電鉄富山駅へ移動します。

電鉄富山駅に到着してまず入ってきたのは、見覚えのある鳩のマークが付いた京阪3000系電車です。富山地方鉄道には先頭車両とダブルデッカーの中間車両が転用されています。

次に到着したのは、富山地方鉄道クハ170形電車です。ヘッドマークには、立山あーとれいんの文字があります。
立山あーとれいんは、富山大学の学生グループの提案で運行を始めた富山地方鉄道立山線の特別車両で、中吊りに公募で選ばれた立山町の魅力を伝える写真が展示されています。

こちらが電鉄富山駅10時10分発、立山線の14760形電車です。
富山県の鳥である雷鳥をイメージした白とグレーの車体にあずき色のラインが入った カラーリングで、昭和55年に鉄道友の会よりローレル賞を受賞しています。

立山線14760形電車の内装は、昭和レトロな可動式の対面シートです。

立山線の千垣橋梁から見た常願寺川の景色です。千垣橋梁は平成25年度の選奨土木遺産に認定されました。

立山駅から美女平駅を結ぶ立山ケーブルカーです。電鉄立山駅着11時13分、ここから美女平駅までの所要時間は7分間です。

立山ケーブルカーの美女平駅から室堂までは立山高原バスで50分、11時40分のバスに乗り12時30分に室堂バスターミナルに到着しました。

室堂ターミナルのレストラン立山で昼食です。最初に写真を撮るのを忘れていましたが、富山名物の白エビを使った、白海老から揚げ丼さらさら汁セットと白海老から揚げ 氷見うどん膳です。

昼食を済ませて室堂平に出てきました。梅雨時期とあって一面濃い霧がかかっています。

中部山岳国立公園室堂平の地図と、立山の説明が書かれた案内板があります。
案内板には立山は山の名前ではなく、「雄山」「大汝山」「富士ノ折立」の総称であること、立山開山は大宝元年(701)佐伯有頼によってなされたこと、日本三霊山の一つとして平安時代から登拝されていることなどが書かれています。
花と雷鳥に出会う道 室堂平から雷鳥荘へ

昼食を終え室堂平を散策します。奥に見えるのは室堂山荘です。

室堂平は標高2,450mに位置する立山観光&登山の拠点、この季節には沢山の高山植物が花を咲かせています。

岩の間から顔を覗かせているのはイワカガミです。

鮮やかな黄色の花はキンポウゲ科のミヤマキンバイです。

こちらの白い花弁に似た萼片を持つ花はキンポウゲ科のハクサンイチゲです。

足元で、マツボックリをつけているのはハイマツです。

霧のミクリガ池です。池の周りには雪が残っています。ミクリガ池は立山火山の水蒸気爆発によってできた凹地に水がたまってできた池です。

白くて小さい花を付けているのは、ハクサンボウフウです。

ハイマツ林には5羽の雛鳥を連れた雷鳥が現れました。雨の日は天敵から襲われにくいので、雷鳥が姿を見せる確率が高いそうです。

黄緑色の壷状の花を咲かせているのは、アオノツガザクラです。

しばらく歩いていると、今夜の宿の雷鳥荘が見えてきました。

室堂平から雷鳥荘に向かう尾根道のようすです。

室堂周辺は、生態系を保護するために歩道以外は立ち入りが禁止されています。

雷鳥荘に続く尾根道の景色です。

登山道から地獄谷方面の景色です。

雷鳥荘の夕食です。山小屋とは思えない料理がならんでいます。

気になる鍋の中身は豚肉の味噌焼きです。
雷鳥荘から一ノ越へ 高山の霧と空に包まれた立山の道
雷鳥荘の朝食です。朝食はバイキング形式ですので、おかわり自由で好きなだけ食べることができます。


朝食を終え立山登山に出発します。天候は曇り、山頂は霧に覆われています。

足元の谷を見下ろすと、目の前には、雷鳥沢キャンプ場があります。

雨具などの準備を整えて出発です。この日の目標は一ノ越で、余裕があれば雄山山頂まで向かいます。

少し天候が回復し、振り返ると雷鳥荘へ続く尾根道がくっきりと見渡せます。

室堂平に向かう尾根道です。歩道の両側にはハイマツ林が広がります。

しばらく歩いていると、雲の切れ間から日本海が見えてきました。

谷底からガスが出ているのは地獄谷です。現在は火山ガス活動が活発なため、地獄谷方面は立ち入りが禁止されています。

少し晴れ間が出て、霧がはれたミクリガ池の景色です。

室堂平から立山に向かう登山道のようすです。

登山道を歩いていると、立山連峰の「雄山、一ノ越」の標識があります。

雄山へ向かう登山道から雷鳥沢方面の景色です。

同じく雄山へ向かう登山道から室堂平に向かう登山者のようすです。

室堂から一ノ越に続く登山道の景色です。

7月の立山は、所々に雪渓が残っています。

景色を楽しみながら歩いていると、少しづつ標高が上がってきました。

雄山神社へ登る途中にある祓堂です。
立山修験の行者はここで身を清めてから立山登拝に臨んだそうで、立山信仰における俗界と神域の境界線です。

このあたりは標高2600m、気圧は740hPaです。

祓堂から雷鳥沢方面の景色です。

少し歩くと、一ノ越山荘が見えてきました。

雷鳥沢へ向かうルートにはお地蔵さんが設置されています。

一ノ越に向かう最後の雪渓です。

丁度お昼前に一ノ越山荘に到着しました。

一ノ越山荘から雄山山頂に向かう登山道のようすです。昼食は雷鳥荘で用意して頂いたお弁当をいただきます。

昼食を取りながらひまわりさんに体調を確認したところ、初めての3000mで緊張してよく眠れなかったみたいなので、余裕をもって室堂に引き返すことにしました。

下山し始めると天候が回復、雲の切れ目から晴れ間が見えてきました。

下りの登山道から雄山方面の景色です。

すっかり良い天気になった登山道の景色です。

さっきまで隠れていた山の稜線が綺麗に見えています。

登山道の奥には、綺麗な青空が見えています。

気温が上がりシャーベット状になった下りの雪渓で、足を滑らせながらも無事に室堂平に戻ることができました。
信仰と歴史の面影をたどる 室堂散策と雷鳥荘の夕暮れ

室堂平に戻ってきました。

日本最古の山小屋「立山室堂」の標柱があります。

内部は展示施設になっており、立山室堂にまつわるパネルや出土品が展示されています。

一分金や五十銭銀貨、寛永通宝などのお金と、立山室堂や剣山頂上の焼印、和釘などがあります。

碗や小皿の出土品もあります。

木樋(上水道管)やすり鉢の出土品も展示されています。

発掘された木樋の様子です。

立山室堂の平面図と立面図です。

屏風には、立山信仰の由来についての説明が書かれています。

立山信仰の先達と女人講の説明です。

道者衆と参連衆の装束です。

室堂の解体修理の展示です。室とは宿泊所の意味で、堂は宗教施設を指す言葉。室堂はその両方の役割を持った施設という意味になります。

室堂の柱に使われている継手です。

室堂には他にも色々な種類の木組みや継手が使われています。

室堂を側面から見た様子です。

室堂平から雷鳥荘に向かう途中に見える地獄谷の様子です。

前日までの霧が晴れて、立山連山の尾根筋が一望できます。

室堂から雷鳥荘に向かう尾根道です。

雷鳥荘の夕食です。この日のメニューは味噌鍋です。

夕食後、窓の外を眺めていると綺麗な夕焼けが、急いで外へ出てみました。

雨が上がって、皆さん食後の散歩にでてきています。
霧の道と白エビの味 雷鳥荘から富山駅への帰路

雷鳥荘の朝食です。 朝食はバイキング形式ですので、おかわり自由で好きなおかずを選ぶことができます。

この日は朝から小雨が降っています。

雷鳥荘から室堂に向かう途中の景色です。
幻想的な霧の登山道です。

みくりが池のエンマ展望台です。柵の向こうは国の天然記念物に指定された山崎圏谷です。 圏谷は氷河の浸食でできた谷状の地形で、発見者である山崎直方の名前をとって命名されました。

こちらは、立山火山の水蒸気爆発でできたミクリガ池です。「みくり」は「御厨」からきており(神様の台所)という意味です。

立山駅に停車中の、富山地方鉄道16010形電車です。昭和レトロな車体ですが、この電車に乗って電鉄富山駅まで移動します。

昼食は、富山駅前にある「さかな屋富山湾食堂」で頂きました。

こちらはシラエビの天ぷらです。甘くてぷりぷりした食感です。地元の人お勧めの食堂で、安くて新鮮な海鮮料理が楽しめます。

最後は、北陸新幹線つるぎで富山駅を後にしました。